電動車ではエンジン騒音が消える一方で、モータ・インバータ・ギア・車体構造由来の騒音が顕在化し、従来とは異なるNVH設計が要求される。
本セミナーでは、EV騒音の発生メカニズムを電磁・機械・空力の観点から整理し、周波数特性と設計パラメータの関係を明確化する。
さらに、設計初期段階での騒音予測手法とCAEの使い分け、実務で有効な低騒音化設計アプローチを体系的に解説する。
現場で起こりやすい失敗事例も含め、再現性のある設計フレームワークとして整理する。
こんな課題はありませんか?
- EV化後の騒音クレームの原因が特定できない
- モータ単体では問題ないのに車両で騒音が悪化する
- CAE結果と実機騒音が一致しない
- 高周波音や耳障り音の設計対策が体系化できていない
- 設計後工程での対策が多くコストが増大している
このセミナーの受講対象者
- EV/電動パワートレインのNVH設計に関わる技術者
- モータ・インバータ・ギア設計の開発エンジニア
- 車両振動・騒音評価を担当するCAE技術者
- 試作評価と設計フィードバックを担当する実務設計者
- 静粛性性能を製品競争力として扱う設計マネージャー
セミナー概要
本セミナーでは、電動車特有のNVH問題を「現象理解」ではなく「設計変数として扱う」ことを目的に、騒音発生メカニズムから設計初期での対策技術までを体系的に整理する。EVでは騒音源が複雑化し、従来のエンジン車とは異なる設計判断が必要となるため、実務での再現性ある設計プロセスの構築が重要となる。
・ EV騒音の構造(電磁・機械・空力)の体系整理
・ 周波数特性と設計パラメータの関係整理
・ 設計初期における騒音予測アプローチ
・ CAEと簡易モデルの使い分け手法
・ 低騒音化設計の実務フレームワーク化
セミナープログラム
- 1.EV騒音問題の全体像と設計課題
1-1 EV化によって顕在化する騒音問題の構造
1-2 ICE車との違い(騒音源の性質変化)
1-3 ユーザークレームとして現れる静粛性要求の本質
1-4 NVH設計におけるEV特有の難しさ
1-5 設計初期段階での重要判断ポイント
2.EV騒音の発生メカニズムの体系整理
2-1 騒音源の3分類(電磁・機械・空力)
2-2 モータ起因騒音(トルクリップル・電磁力変動)
2-3 インバータ起因の高周波音
2-4 ギア・軸受など機械系伝達振動
2-5 車体構造への伝達と放射音の関係
3.周波数特性と設計パラメータの関係
3-1 騒音を支配する周波数帯の考え方
3-2 電磁力・回転数・歯車噛み合い周波数の整理
3-3 共振とモードの関係(構造増幅のメカニズム)
3-4 “耳障りな音”を決める支配因子
3-5 設計パラメータ変更による影響の読み方
4.設計初期段階での騒音予測アプローチ
4-1 設計初期が最重要である理由(後工程限界)
4-2 簡易予測モデルの考え方
4-3 CAEとの役割分担(精度 vs スピード)
4-4 モデル化の粒度と設計判断の関係
4-5 設計変更可能性とコスト影響の関係
- 5.騒音低減の設計対策と実務アプローチ
5-1 モータ設計段階での低騒音化手法
5-2 構造設計による伝達経路制御
5-3 制振・遮音設計の基本戦略
5-4 部品単体対策とシステム対策の違い
5-5 実務で使われる設計ループ(試作→修正→最適化)
- 6.実務設計事例と失敗からの学習
6-1 EV騒音でよくある設計ミスの典型パターン
6-2 モータ起因騒音が車体で増幅される事例
6-3 試作段階で発覚する問題の構造的原因
6-4 成功設計に共通する設計思想
6-5 現場で使えるチェックポイント整理
- 7.EV騒音設計の実務フレームワーク
7-1 騒音設計を「後処理」から「設計要件」へ
7-2 設計初期で決まる性能の本質
7-3 騒音を“現象”ではなく“設計変数”として扱う考え方
7-4 実務での再現性ある設計プロセス
このセミナーで得られる主な成果
- EV騒音を「原因現象」ではなく「設計変数」として扱えるようになる。
- 設計初期段階で静粛性リスクを予測し、手戻りを大幅に削減できる
受講に必要な予備知識
- 高校物理および高校数学レベルの基礎知識を有していることが望ましいですが、これらの知識がなくても本質が理解できるように分かりやすく解説します。
特典:メールまたはZoomで対応
- このセミナーの内容についての無料質問対応(ご受講終了日の翌日から15日間)
- 振動分野でお仕事でお困りのことに対して無料技術コンサルティング(ご受講終了日の翌日から15日間)
受講日・受講期間
- 年中開催(オンデマンドセミナー)
- 自分のタイミングで3日間ご視聴いただけます。
お申込み後に表示されるフォームの最下部「当社(アイトップ社)へのお問合せ・連絡事項・確認事項などについてはここにご記入下さい。」欄に、ご希望の視聴日(連続した3日間、土日・祝日を含めても可)をご記入ください。
なお、ご希望日程には可能な限り調整いたしますが、可否につきましては後日当社よりご連絡いたします。
受講料
- キャンペーン受講料: 28,000円(PDFテキストなど全てを含みます)
- 豊富な技術ノウハウをお届けする当セミナーですが、より多くの方にご利用いただけるよう、今回の当社ホームページ全面改訂に合わせてキャンペーンを実施中です。これにより他社セミナーの約半額という、大変受講しやすい価格設定になっております。
- 当社は、免税事業者を選択しております。
- 当社の方針により、受講料に消費税は一切加算しておりません。そのため、受講者様にとっては常に「消費税分が割引」されたお得な価格となります。
- 請求書には「免税事業者である旨」を明記いたしております。
このセミナーについてのFAQ & 個人情報保護方針
講師
| 肩書 & 氏名 |
有限会社アイトップ 統括技術コンサルタント
日本騒音制御工学会認定技師
日本音響学会技術開発賞受賞
元名古屋大学大学院非常勤講師(留学生に英語で講義:2021~2024)
小林英男
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| 専門 |
AIを活用した振動・騒音技術および関連分野の理論・応用技術とその実践 |
| 実績 |
技術コンサルタントおよびセミナー講師として30年以上の実務経験と豊富な実績を持ち、日本各地の産業技術センター及び日刊工業新聞社主催のセミナーなどでも長年講師を務めてきました。 |
※上記のセミナープログラムなどは都合により多少変更されることがあります。